2021年09月30日

10月1日のビールラインナップ追記



先ほど、明日開栓のビールラインナップを書きましたが、

http://hopman.seesaa.net/article/483660693.html

パンカイくんがHOPMAN初登場のビールについてまとめてくれたので、そちらもどうぞご参考にしてください↓



京都醸造 新天地 ウインナーラガー編 
今作の新天地の向かう先はウィーン。
使用した麦芽量の90%を占めるVienna maltは他のスタイルでは陰に隠れてしまう繊細なモルトですが、ラガー酵母、軽く優しいホップと組み合わせることでモルトが主役のウインナーラガーが出来上がりました。
温かいパン、蜂蜜、アーモンド、タフィーのような甘い印象の味わいがある一方で、裏にホップ由来のハーブのような香りやラガー酵母によるドライなキレの良さが光り、本場ウィーンで飲むウィンナーラガーをしっかり再現できていると思います。

今までのものとは少し毛色の違うコンセプトの新天地ですが、更なる高みを目指しての新たな一歩、まさしく私たちが未だ見ぬ新天地に向かうためのビールなのです!

名前の由来: はじめて新天地を造った時、私たちにとっての新しい領域であるラガーの世界に一歩踏み出しました。それ以来、ホップや麦芽や酵母を変えては、完璧なラガーを求め、あらゆる道を探求し、まだ見ぬ世界へと突き進んでいます。



京都醸造 新天地 ニュージーランド産ホップ編 
新天地は、完璧なラガーを造る、という挑戦への探求です。第三弾ではニュージーランド産ホップのさわやかさと、ラガーらしい爽快さのペアリングに焦点を置くことにしました。Nelson SauvinとMotuekaはライムや白ブドウのようなニュアンスを与えてくれます。これによって麦芽の甘い穀物感が際立つだけでなく、酵母が生み出すアロマがさらに複雑な層を織りなします。酵母はミュニックで採取された株で、私たちの知る限り、日本の醸造所で使われるのはこれが初めてです。この最新バージョンの新天地、スタッフのお気に入りになること間違いなしです。みなさんも私たちに負けないくらい楽しんでくださいね!

名前の由来: 以前リリースした新天地によって私たちは新しい領域、ラガーにふみ出しました。そこから完璧なラガーを求め、ホップや麦芽、酵母を変えまだ見ぬ世界をさらに開拓しています。



志賀高原ビール Fake Pils
みなさん、2015年に一度だけリリースした、Fake Weizen を覚えているでしょうか?
新工場の立ち上げのタイミングで、あの日本のヴァイツェンの巨匠のアドバイスの下、ドイツの本格的な製法で仕込みました。
ただし、ヴァイツェン酵母じゃなくてセゾン酵母だったので、「本格的にせヴァイツェン」だったわけです。
で、それ以来、すごく久しぶりに "偽物" シリーズの第二弾、登場です!
今回は、フロアモルトされたボヘミアンピルスナーモルトをつかい、伝統的な製法で仕込んだ、「本格的にせピルスナー」。
ヨーロッパ(ドイツとチェコ)のノーブルホップをふんだんにつかって、デコクション + クラウゼニング で仕上げました。
今回もやっぱり違いは酵母。
そう、ラガー酵母をつかってません。
かわりにつかったのは、 ブリティッシュエールイースト。
間違って届いて、結局、SNOW MONKEY IPA 2021 LP ver. や SNOW MONKEY DIPA につかうことになった、あの酵母です。
出会いは事故だったのですが、こいつがすごくクリアに、モルトやホップの個性をうまく引き立たせてくれるのには驚きました。
というわけで、こんなのをつくりたくなっちゃたっというわけ。
5.0%、IBU30。
クリーンだけどいい感じのモルト感。
やっぱり、ヨーロッパのホップもいいなあと思う、ちょっとキラキラした心地よい香り。
「ビール」っていったら、こういうの飲みたいよね。
その気になって、飲んでみて欲しい。
でも、偽物です。
まさか、だまされないよね〜
これぞ!?



富士桜高原麦酒 開雲麦酒 -6 kinds of hop- 
新限定ビール「開雲麦酒 -6kinds 0f hop- 」は、富士桜高原麦酒がおすすめする「ニューイングランドヴァイツェン 」というスタイルのクラフトビールで、Talus & Citraを中心に6種類のホップを使用し醸造しました。
柑橘系の香りやトロピカルな香りのする、芳醇な香りが特徴です。
また、“ヴァイツェンイースト”を使用する事で、フルーティーかつモルト風味豊かで切れの良いビールに仕上げました。
コロナという暗雲をクラフトビールで吹き払い、再び光明や希望を取り戻すという思いで「開雲麦酒」と名付けました。
ぜひ、お楽しみください。



麦雑穀工房 IRODORI SAIOSN Ver10 密柑柚子
麦雑穀工房が実践する「畑からのビール造り」をシリーズ化したビール、“彩:IODORI”の第10弾。
埼玉県産・みずほ台のビアバー店主宅のみかんと柚子をまるごと使い、果実の酸味と甘みから果皮のほのかな苦味までシトラス感たっぷりに仕上げたフルーツセゾン



うしとら #572 きまぐれのオレンジ☆ドーゾ 
うしとら弐号店12周年記念ビールです!
おかげさまでうしとら弐号店は12周年を迎えることができました!飲食店経営も波がある中ここまで続けてこられたのもひとえに皆様のおかげです。誠に感謝申し上げます!
今年は12周年なので12種類の柑橘を使ったサワーエールを造りました!
ベースの麦汁部分はPilsnerモルトに栃木県産二条大麦を合わせてライトにし、さらにそれをケトルサワーリングで乳酸発酵させて爽やかな酸味を付けました。ホップはSabroを使用しタンジェリンのようなフレーバーが柑橘のそれと調和しております。サワーエールではありますがBelgian Wit Yeastが全体の味わいをまろやかにしているのでちょうど心地良い酸味になっております。
今回使用した柑橘は@ミネオラタンジェリンAレモンBライムCグレープフルーツDピンクグレープフルーツE伊予柑F河内晩柑GブラッドオレンジHゆずIかぼすJベルガモットK甘夏です!皆さんはいくつわかりましたでしょうか?
商品名は某漫画からお叱りを受けない程度に拝借いたしました(笑)きまぐれな恋のように甘酸っぱいこのビールで青春時代のときめきを思い出しながら胸キュンな気分に浸ってください。飲食店のスタッフの方がお客さんに提供するときは「オレンジどうぞ!☆」といってグラスを差し出してくださいね。
13年目のうしとら弐号店もよろしくお願いいたします!パンカイ!!!



うちゅうブルーイング KABUKI 
バッチNo.368
スタイル:IMPERIAL SMOOTHIE SOUR ALE
アルコール:7.5%
IBU:-
品目:発泡酒
原材料:ラズベリー果汁(セルビア産)、麦芽、粉飴、糖類、ホップ
【コンセプト】
ビッグバンのはるか昔、今の宇宙によく似た宇宙があり、伝説の勇者たちが存在した。
KABUKIはIKIを極めしもの、その道はとても厳しく険しい。
5次元フルーツを手に入れたとき、うちゅうHEROESたちは次の宇宙のドアを開くのだ!
【ブルワーズノート】
KABUKIを表現するためにラズベリーだけをありえないほど大量にぶちこみました!!
フルーツスムージーのようなサワーエール(酸っぱいビール)です!
こいつぁとろとろすっぱうめぇ!!



Knee Deep Citra Extra Pale Ale
Citraホップを使用したウェストコーストスタイル シングルホップペールエール。
フルーティーな香りに、グレープフルーツやライムの様な爽やかな風味。
カナダとドイツのモルトとふんだんに使用されたポップのバランスが素晴らしいビールです。



うしとら #575 ガブガブマン+1 
茅ヶ崎のHopman様の11周年ビールです!
 毎年造っているHopman様の周年ビール。今年はSession IPAを造りました!ビールのスペックは惜しまれながら定番商品から外れてしまった某社のSession IPAのようなビールとのオーダーをいただきました。
 軽くカラメルモルトやメラノイジンモルトでモルト感を付けつつもサラッとした飲み口で夏場に爽快に体に流し込めちゃいます。アルコール度数も4.0%なのでガブガブ飲んでも平気なビールです。
 ホップはSimcoeとIdaho 7、Columbusでジューシーさと松のような苦味を付けSession IPAらしい満足感が得られます。ドライホッピングではMosaic, Ekuanotを使用してパイナップルのようなアロマとフローラルなフレーバーを溶け込ませて上品に仕上げました。3パイント余裕で飲めちゃうスッキリさと満足感のある味わいの両立を目指したビールです。
 昨年の10周年の記念ビールの商品名は「ガブガブマン」でスタイルはライトラガーでした。今年は、昨年通常通りのお祝いができなかったので、その想いの1年、という意味で「ガブガブマン+1」となりました。また味わいとしても昨年のライトラガーより「苦味をプラス」という意味もあります。このビールに関してはゆっくり飲む「チビチビマン」にはならずにガブガブマンに変身しちゃってください!パンカイ!!



Deschutes Fresh Haze IPA
オレンジのような柑橘系の果汁感たっぷりの味わいと柔らかなモルトのボディが特徴的なヘイジーIPAです。
Cashmere, Mandarina Bavaria, Amarilloホップ由来の柑橘やトロピカルフルーツの味わいが刺激的です。



うちゅうブルーイング SUN 
バッチNo.344
スタイル:INDIA PALE ALE
アルコール:7.5%
品目:ビール
原材料:麦芽、ホップ
 【コンセプト】
地球に生命が生まれるはるか昔から燃え続け、照らし続ける太陽。
明けない夜はない!そして君は宇宙だ!を表現した西海岸IPA!
 【ブルワーズノート】
太陽の明るさが輝く未来に広がるようなイメージで、力強くシンプルなレシピで醸造しました。
パイナポーグレフルピーチリフレーーッシュ!!



京都醸造 先祖返り
このビールはYakima Chief Hops とのコラボで、彼らが初めて品種改良に取り組んだホップ、Ahtanumに焦点を当てています。このホップは病気によって絶滅寸前に追い込まれ、偶然(とYakima Chiefの多大なる努力)によって生産量は病害以前のレベルに復活しました。
フレーバーとアロマの主役はAhtanumとそのグレープフルーツのような柑橘の特徴です。Simcoeのベリーのような柑橘感がそれを支え、ホップは通常のペレットとCryoホップを使いました。私たちはAhtanumの系統が受け継ぐ独自のストーリーにちなんで、2000年代半ばから後半にかけてクラフトビールの人気を高めた、ウエストコーストIPAを復活させることにしました。大量のホップは豊かなアロマとフレーバーをともなう、しっかりとした苦味をもたらしています。このビールでは昔のウエストコーストIPAによくある強い苦味よりも、フルーティーなアロマに主軸を置きたかったのでレイトホッピングという手法を用いましたが、その外観と味わいはクラフトビールブーム初期のころを彷彿とさせるはずです。ぜひ楽しんでくださいね!

名前の由来: このビールは、とある過去の物語で知られるホップを使い、初期のクラフトビールにブームを巻き起こしたスタイルを仕込むことで、過去への敬意を表します。



Firestone Walker Double Mind Haze 
マインドヘイズに使われていたAzacca、Cashmere、Mosaicホップに対し、さらにStrata、Sabro、Idaho Gem、Idaho7、Motuekaなどのホップを追加してトロピカル感やフルーティー感を倍増させたHazy Double IPA!
酵母による発酵が終わった後に行う一般的なドライホッピングのみならず、発酵中にもドライホッピングを行うことで、生きた酵母とホップ成分の科学反応によりジューシーで果汁感たっぷりなアロマが爆発的に強まっています。
使用しているSabroホップはココナッツに似たユニークなアロマ。
Strataは刺激的なフルーティーさ。
個性的で強烈なホップ群の特徴を綺麗にまとめ上げ、味わいのバランスを保つことに成功しています。
パイナップル、メロン、マンゴー、柑橘のような味わいで溢れかえり、柔らかな喉越しと口に残るココナッツのようなほのかな香りが楽しめます。



うちゅうブルーイング CORE
バッチNo.352
スタイル:WEST COAST TIPA
アルコール:10%
品目:ビール
原材料:麦芽、ホップ、糖類
Hop:CRYO CITRA,CITRA,INCOGNITO CITRA
 
【コンセプト】
五次元フルーツを探す若者に人気の「うちゅうDO」を極める猛者たちのための五次元DOJO。
身近な太陽系の惑星は銀河系でも有名な五次元DOJOのメッカだった!
太陽の中心にあると言われている伝説のDOJOコア。
コアの道場師範、それはあなた自身だ!君が宇宙だ!
 
【ブルワーズノート】
コア、すべての中心にあるもの。
二元を超えたその先に待ち受けるのは?!
トロピカルパッションパイナポーオレンジちょいライチ!!!



京都醸造 とも
バーベキューの必須調味料、焼肉のタレに着想を得て、こんがり焼いた食べ物に合うビールを作りました。お肉を焼く前に調味液をマリネしたり、調味料をすりこむ調理法もありますが、この国のスタンダードなお肉の食べ方はそのまま焼いて、食べる直前にタレをつける方法です。「とも」で目指したのは、タレの要素をすべて持ちあわせ、素材本来の美味しさを引き立てるタレのような役割を果たすビールです。
麦芽全体の25%にミュニックモルトを使うことでモルティ―かつパンのようなベースを作り、少量加えた2種類のクリスタルモルトが生み出すフルーツやカラメルのニュアンスがそれを引き立ててくれます。スモークした焙煎モルトは麦芽全体の10%ほどですが、ビールの味わいの繊細さを損なうことなく、表面がカリッと焼けた肉の香ばしさやキャンプファイヤーを思わせるフレーバーを与えます。これらの要素が、ハウス酵母が生み出すやさしいアプリコットのような香りと合わさり、最終的に食事の引き立て役にぴったりな得も言われぬビールが仕上がりました。
焼肉のたれの代わりにお肉を「とも」につけて食べるのはお奨めできませんが、せひこの夏のバーベキューのおともに、このビールを合わせてみてください!

名前の由来: バーベキューのおともにぴったりなビールを造りました。



志賀高原ビール Imperial Coffee ESB / EL PARASIO
Imperial Coffee ESB / EL PARAISO 発売です!
TRUNK COFFEE さんとのコラボは、UFO / OMK も入れるとこれで8回目。
コロンビアの EL PARAISO "Double Anaerobic Washed" Lychee という豆をたっぷりつかいました。
"Anaerobic(アナエロビック)" とは「嫌気性」ということ。
コーヒーの世界で話題の技術です。
コーヒーの豆は通常、酸素がある状態で発酵されるのですが、Anaerobic の場合は、ステンレスのタンク等で、無酸素状態で発酵させます。
"Doubel Anaerobic" とは、その名の通り、チェリーの状態と、果肉を除去したあとの2回にわたって、この嫌気性発酵を2回するということ。
前にも書きましたが、このタイプの豆をトランクコーヒーさんにサンプルとしていただいて以来、「いつかこれでビールをつくりたい!」と思っていました。
それが今回実現したというわけ。
ここ3回は、Imperial Coffee Porter だったのですが、今回は ESB、それも Imperial Coffee ESB!?
豆のフルーティーさを最大限に表現するために、あまりローストの影響を強くしたくなかった。
もともと、同じ気持ちでスタウトじゃななくてポーターをベースにしてきていたのですが、今回はさらにもう一歩。
というわけで、もともと大好きで、ここのところ何度かつくってきた ESBにすることにしました。
そもそも、"Imperial ESB" なんてスタイルがあるのかどうかわかりませんが、この強烈な香りを受け止めて、閉じ込めるには、ある程度の度数が必要だと思ったのです。
ローストはもちろん TRUNK COFFEE。
希少な豆で、実験的に小ロットでやった GEISHA 以外では、価格的にもいままでで圧倒的に高いです。
8.0%、IBU49。
色は、きれいな赤。
色から想像するよりも液体の粘度が高い印象で、泡持ちもすごくいい感じ。
今回は、完成するまでに、みんなで、何度も何度もテイスティングを繰り返しました。
豆は浅煎りだし、ビールにもローストの要素はなし。
なのに、香りを嗅いだ時点から、もうコーヒーです。
それも、あまり経験したことないくらいフルーティーなコーヒー。
口に含むと、豊かなマウスフィールで、甘みが口に広がります。
もちろん度数なりの甘みもあるのですが、確実にコーヒー豆由来の甘みが寄与しています。
コーヒーの香りといったらお終いなのですが、カカオのようでもある、コーヒー本来の香りをしっかり感じるのは、アナエアロビック ならではなのかも。
そして、圧倒的なフルーティーさ。
いちごみたいなベリー感を感じます。
そして、ミルクやバニラのような印象。
実は、この手の豆を飲むたびに、個人的にバレルエイジのビールを連想するのですが、もしかしたら、このバニラのようなニュアンスのせいかなと思っています。
乳糖とかはつかってません、念のため。
ちなみに、今回のメインのホップには、HBC630 という新品種をたっぷり。
プロフィール的には、今回のフルーティーさと共通するやつ。
というわけで、甘さだったり香りだったりが、果たしてコーヒーからくるのか、それとも、モルトか、いやホップなのか。
その境目は、ぼくらにもよくわかりません。
甘さを感じるとは書きましたが、ぼくらのビールですので、ホップの苦味もあって、フィニッシュはドライ。
度数も、そこまで感じないと思います。
いつも、「最良の食中酒」を目指すと言っているぼくらですが、こいつは、やっぱりコーヒータイム的なシーン用かな。
それも朝じゃなく、午後から夕方にかけてのイメージ。
素敵な本や、大事な方と、リラックスして飲む感じ。
ちょっと甘じょっぱい、高級なバターを感じるようなクッキーやパイ(もしくは "うなぎパイ" !?)とかが似合うかな。
この手のアナエアロビック の豆を、コーヒー単体で飲んだ時、すごく驚くのですが、正直、ぼくの淹れ方が下手なのか、香りにボディが負けている印象も感じちゃったり。
もしかしたら、その部分を補えるのがビールじゃないかなと。
豆自体、ものすごく魅力的なのですが、ビールと一緒になることで、単体とはまた別の良さが引き出せたんじゃないかなと思ってます。
な〜んて。
どうぞよろしくお願いします。



いやー飲みたいビールだらけで困っちゃいますのぇ。
どうぞお楽しみください。

明日、無事に開けられますように!


posted by HOPMAN at 16:10| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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